『竹刀』のルールについて

2019年3月29日に全日本剣道連盟のHPで「剣道試合・審判規則の改正について」の告知がありました。

内容は竹刀及び剣道具についてのルールの一部改正です。

以降、公式大会の竹刀の検量でこれまで合格だった竹刀が不合格になったりしたこともありました。

流通している竹刀にはまだまだ“規定外“の商品も多くあるようですので、告知の内容をよく理解して竹刀を選ぶようにしましょう。

 このルール改正はあくまで公式の大会に限っていて稽古用の竹刀には言及していないようです。

竹刀の最新ルール

竹刀に関する最新ルールは次のとおりです。

公式の大会の竹刀検量はこのルールに基づき行なわれることになります。

変更点は赤字部分になります。

細則第2条 規則第3条(竹刀)は、次のとおりとする。

1.竹刀の構造は四つ割のものとし、中に異物(先革内部の芯、柄頭のちぎり以外のもの)を入れてはならない。ピース(四つ割りの竹)の合わせに大きな隙間のあるものや安全性を著しく損なう加工、形状変更をしたものを使用してはならない。各部の名称は第2図のとおりとする。

2.竹刀の基準は、表1及び表2のとおりとする。ただし、長さは付属品を含む全長であり、重さはつば(鍔)を含まない。太さは先革先端部最小直径(対辺直径)及びちくとう部直径(竹刀先端より8.0センチメートルのちくとう対角最小直径)とする。また、竹刀は先端部をちくとうの最も細い部分とし、先端から物打に向かってちくとうが太くなるものとする。

画像出典:全日本剣道連盟「剣道試合・審判規則の改正について」

 

改正の理由は?

この改正があった理由は竹刀を軽くしようと竹を削ったり、竹刀の中に異物を入れて重心の調整をするなどして安全性に問題がある竹刀を使用する事例が多く見られたからだそうです。

竹刀が割れたりすると相手に怪我をさせる恐れもあります。

出来れば稽古の時からきちんとこの基準にあった竹刀を使うようにしたいですね(^^)

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